slides という文書クラスとなった.
このクラスでのスライドも実に味わい深いものがある.
Computer Modern の代りに Sans serif が使われるし,
Symbol のギリシャ文字の大文字もユニークで捨てがたい.
なにしろ UNIX しか使わない人にとって,Distiller は論外なので,
Prosper が dvipdfm を通過しない現状では,ジャギーのない
日本語スライドを作成したいならば,
slides + dvipdfm の選択しかないように思う.
slide環境内で記述する.
\documentclass[landscape]{slides}
\topmargin=-20mm
\oddsidemargin=-15mm
\textwidth=280mm
\textheight=180mm
\begin{document}
\begin{slide}
\Large
\bfseries
(本文)
\end{slide}
\end{document}
|
% platex hogehoge |
hogehoge.tex から hogehoge.dvi が生成される
dvipdfm を使って直接 PDFを生成する.
% dvipdfm -l hogehoge |
hogehoge.dvi から hogehoge.pdf が生成される.
作成例を挙げておく.
slides/ss.pdf
この手法は極めてシンプルであるが,LATEX初学者でもほとんど 困難に感じることなくスライドが生成できる,という意味でパワフルとも言えよう.
seminar.cls という
seminar.cls だけでもスライド原稿ができなくは無いが
デフォルトの文字が小さいことや,見栄えの点から用いられる
ことは少ないようである.