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- 1985年.高知高専・電気・今井研では 256KB のメモリを搭載した
NEC PC-9801 E があった.電算室のデカい汎用機 HITAC 8250 は
128KB のコアメモリだったので,
その2倍の容量のメモリを小さなパソコンが持ってたのには当時は驚かされた.
特筆すべきは当時は大変めずらしかった 20MB HDD が増設されていたことである.
もちろんHDDからのブートができ, MS-DOS ver.2.2 が動作していた.
8 MHz の 8086 筐体には,一番初期のマイクロソフトマウスが接続されていた.
講座配属当時にはこのマシン,CP/M から MS-DOS に変更したばかりと聞いた.
MS-DOSで動作するN88BASICとBASIC compilerがあり,これらで卒研の大半をこなした.
8 inch のフロッピドライブも付属していた.
一太郎の前身であるJS-WORDがインストールされていた.
- 1986年.PC-9801 UV2 が登場.
3.5 inch フロッピが使えるようになる.この当時 2HD のディスクは
一枚 2,000円を越えていた.ちなみに 2D の 8 inch ディスクも
それぐらいしたと記憶している.1M Byteはそれでも広大な空間だった.
- 1988年.徳島大での
卒業研究は Hewlett-Packard HP-9000 835SRX
というワークステーションを使った.HP-UXの操作学習に励む.
その当時としては驚異的なスピードの3Dグラフィクス用アクセラレータと
メモリ(32MB)を積んでいた.
Starbase というグラフィックス・ライブラリで操ることができる.
専用のスイッチアレイやらノブアレイが付属しており,それらが
UNIX のファイルとして,
例えば
/dev/knob
でオープンできたことには感動した.
ディスプレイは 24 bit fullcolor の1280x1024.
CPUは3年の間に 68020 68030
HP-PA(RISC)と変遷した.サポートに入っていたようなので,
SEの人が神戸(明石?)から直々にマザボ交換に訪れてきた.
OSは HP-UXで version も 6, 7 ぐらい変わったと思う.ネットワーク機能は
1992 年ぐらいに外付けし,ホスト名は chobi となった.
当初は X-Window system version 10 が入っていた! 上記アクセラレータのおかげで,
24bit depth の True color クラスで動作した.当時はディスプレイ資源は256色の
Pseudo color が常識だったので,True color の画像にはウットリしたことだった.
日本語IMも使えたが Shift-JISベースであった.
すぐに X11は Release 4 にバージョンが上がった.
Motif がデフォルトで入ったと思う.
X11 自体はマシン付属の 3D グラフィクスエンジン Starbase は使えなかったので,
X11 をオーバレイプレーン(8色モード)で起動し,Starbase のグラフィクスと
スーパーインポーズをやっていたと思う.
- 1990年,川上先生よりお下がりの Macintosh II が
計算機室にやってくる.LaserWriter NTX-J 付き.
すばらしいマシンとプリンタだった… LaserTalk という
PostScriptインタプリタで描画をプレビューし,LaserWriterで紙出力していた.
ひたすら遊べたマシンであったが,
プログラム開発の興味は UNIX からは離れなかった…
- 1991年,Macintosh IIci が入る.当時としては巨大な 20 inch
縦型白黒ディスプレイを付けていた.
PageMaker で講座ニュースレターを編集していた.
DTPという用語が一般に受け入れられ始めた時期である.
- 1991年,Hewlett-Packard HP-9000 400 シリーズの安いやつが入る.
修論の実験はそれを主に使ったような気がする.
もともとApollo Domain のモデルだったようだが,HPが
Apollo 社を吸収してから HPの製品となっていた.
ホスト名は mike と命名された.これもネットワーク機能は後付けしたと思う.
日本ではめずらしい10base-2 だった.
256色グラフィクス, 1280x1024 bitmap display が付いていた.
VUE と呼ばれる環境が付いてた.今でいうところの仮想デスクトップである.
- 1991-1992. Kubota の EWS とかを使ってみたりする.
ベースは MIPS であった.ホスト名は trantor といった.
白黒ディスプレイが付属していた.木内研の学生さんが常々
バックプロパゲーションを動かしていて高負荷だった.
しかし,自分は大家先生の部屋にある Sun SPARC Station 2 の資源を,
X 端末(NCD)経由で使っていた.Motif でアプリケーションを書いてみたりする.
- 1992年.電気電子工学科から知能情報工学科に移籍.移籍先には
Sun SPARC Station 2 が4台ありウハウハ.自分は X端末(高岳 X-mint白黒,
1280x1024)を使ってこれらをリモートで操った.
- 1993年.Sun SPARC Station 10 が入る.フルカラー 1152x900
ディスプレイ.購入価格は300万円を越えたので,機種検討委員会を開いた.
この頃はメモリは 16MB〜48MBだったなぁ.
- 1995年.Toshiba AS4080(SuperSPARC)購入.326万円. 36MHz
SuperSPARC. 32MB memory, 424MB HDD. Full color 1152x900 display. あれ,
これは上のやつと同じかな.
自分は カラーのX端末(高岳 X-Mint CS)を使い始めた.
- 1995〜1997 いろいろと Sunのマシンが入ったような気がする.
ULTRA SPARC とかも.しかし,自分の端末としては相変わらず X-Mintを使っていた.
- 1998年. DELL XPS 400R. ヒューストン在住時購入. Windows は早々に
追い出し,FreeBSD 3.1-RELEASEを入れる. 当時のDOS/V系PC
としては最高周波数であった400MHzで駆動されていた.
これまた当時としてはかなりリッチに,メモリを256MB載せる.
NVIDIAのグラフィクスカードが入る.24bit depth あり,
いよいよPCでもフルカラーが手に入るようになったかと感動ひとしおであった.
が,相当な値段がついてしまった.在外研究員の滞在費をはたいて購入したが,
60万円近くしたような…(ドル建てだったので忘れてしまった…)
帰国時に別送品としては送らず,一緒に帰国便で持って帰った.
その後,TI のDSP用開発環境 Code Composer Studio を
使用するために Windows 98 を入れていたが,2009年に廃棄された.
- 1999年 DELL XPS 800.
Pentium III, 800MHz, 512MBぐらいメモリを積んだと思う.FreeBSD 4.x
で運用.奇麗なフルカラー発色のナナオのブラウン管ディスプレイで使っていた.
2001年にマザボがお亡くなりになり,廃棄.
- 2001年. DELL Dimension 4100, Pentium III 1GHz, 512 MB memory.
長らく FreeBSD 5.x で使い倒す.
2009年現在 FreeBSD 7.0が突っ込まれたまま一休み中.その後廃棄.
- 2001年. DELL Dimension 8100. Pentium IV 1.5GHz, Windows2000. 当初は
FreeBSD を入れていたのだが,Pentium III の 800MHz
より動作が遅いことに立腹.Windows に戻し,
以後 Windows 専用マシンとしての道を歩む.2009年廃棄かも.
- 2004年. DELL Dimension 8250, Pentium IV 3GHz, 1GB memory.
FreeBSD として長く使い倒す.
このとき初めて液晶ディスプレイと組み合わせる.
その後,Windows XP -> FreeBSD 7.0と変遷.2008年5月,
高度情報化基盤センターのウェブサーバとなる.2015年6月退役.
- 2005年.Apple G5. 満を持しての Desktop Macintosh である.
2.5GHz Dual CPU, メモリは 2GB にした.総額60万円近くしたと思う.
250GB IDE HDD x 2, SuperDrive, 1000baseT Ethernet,
Bluetooth Keyboard and Mouse. 当初 Panther で利用開始.
間もなく Tiger に上げ,最終的にMacOS X 10.4.11 まで使用した.
2006年3月, 30 inch Cinema Display 導入.
2006年5月,出勤するとなにげにシャットダウンしていたので,
電源ボタンを押し起動を試みた所,プシュッと音がしてキナ臭くなり,
冷却水漏れ出す(どんな壊れ方やねん).修理に出す.
返ってきたので確認すると,
マザボやその他筐体内部の多くの部品が交換された模様.でも何故か無料でした.
2007年,もう一枚30 inch Cinema Display を足す.その後も申し分なく動くが,
だんだん Intel でないとサポートされないものが増え,寂しく思う.
挙げ句,Snow Leopard は G4, G5 を見放した.
2010年1月,Tiger からLeopard にさえ上げられることなく引退.
- 2007年.DELL PowerEdge 840. デュアルコアのマシンは,FreeBSD 6.2-RELEASE
ではカーネルにオプションを入れないとSMP対応にならなかった.
新しい risa.is.tokushima-u.ac.jp となる.その後研究室のルータ
chaos.is.tokushima-u.ac.jp となり,
FreeBSD 10.1-RELEASE が載る. 2017年3月退役.
- 2010年 1 月. MacPro Xeon Quad-core 2.66GHz x 2 を導入.
Snow Leopard となる.このとき,ドライバが更新され,
30 inch Cinema Display の縦置きに対応できることに気がつく.
4年間,左縦置き右横置きのレイアウトで使用.
2012年3月 Lion にアップデート.2014 年1月,惜しまれつつリースオフ.
- 2011年 8月. iMac 27inch.
センター1Fプロジェクト室に居た一年あまりに使い倒した.現在は5F 504へ.
- 2014年 1月,MacPro.
3.5 GHz 6-Core Intel Xeon E5, 16 GB 1867 MHz DDR3. 科研にて購入.
38万円なり.256GB のSSDはすぐに無くなりそう…
30 inch Cinema Display をDVI-mini display port のアダプタを介して接続.
残念ながら縦置きに対応できなくなっていることに気がつく.その後
4月頃についに9年目を迎えた Cinema Display 一台がお亡くなりに…
代わりにDELL P2815Q を導入.OSX 10.9.3から縦置きに対応.
2016年1月 BenQ BL3201PT 32inch を導入.4Kディスプレイ2台となる.
2020年4月,センター長室から研究室(自室)に移動.
2021年6月,まだまだ使えるが,Big Sur に
上げるためのディスク領域がどうしても確保できないので,
もうこの際使うのをやめる.→研究室の置物に.
- 2020年 4月,iMac 5K, 27inch. 3.7GHz 6-Core. Intel Core i5.
プロジェクト室にて運用.16 GB, SSD 1TB.
当たり前なのかもしれないが,5,120 x 2,880 モードでは肉眼で字が見えない…
3,200 x 1,800 の解像度で常用する.
BenQ BL3201PT を縦置き2nd displayにして利用.
2021年6月 DELL P2815Q を縦置きで3rd display にする.
これで 4k縦,5k横,4k縦の環境となる
- 2022年12月,Mac Studio. 10 core M1 Max を選択.
メモリは32GBとした.
約40万円.iMacからの移行に時間がかかる.TimeMachine の2T HDD の中身を
そのままUSB-3 mount してるのだが,4時間経過した現在でも終わらず,
さらに6時間かかると表示されている…300万個以上のファイルをコピーする模様.
スピードはあまり速くなった実感は感じらず,お得感がない…
IntelからM1への移行なのでmacportsのライブラリが壊滅.
ソースレベルで手入れ大会となる.やってられないのでいよいよ
brew に身売り.しかしすっかりmacports と同様な環境に戻せた…
Studio Display Nano-textureガラスとする.
スタンドはいろいろ困りそうなので,VESAマウント付きにした.
2024年11月頃Sonomaに上げたらめちゃくちゃ調子が悪くなる.w による負荷レポ
ートが200とか表示されるようになり,暴走デーモンで固められる.
それでも二ヶ月は辛抱して使ったのだが… キーボードのエコーバックさえ遅れ
て出るようになった.Ventura にダウングレードもしてみたが,色々と動かない…
- 2024年1月,Mac Studio. 24 core M2 Ulta にした.
メモリは64GB. GPUは60コアらしい.60万超え…久しぶりの計算機への
大きな投資となった.USB-Cなポートは全部Thunderbolt 4 のようである.
負荷はだいぶ下がった感じではあるが,やはり眼を見張るほどの性能向上は
感じられない… (その後Sonoma 14.6ぐらいまでくると負荷は2.0を切るぐらい
になり,快適になった)
左側縦モニタをBenQ Ex3210Uにしてみたが,
これまたゲーミングディスプレイ特化の変なチューニングがされており,
あまりキレイな発色には思えない…トホホ.
Thunderbolt 4 経由でのバックアップ用のSunDISK SSD
も導入したが,これだけは速くて感動した.
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Contact address: ueta @ tokushima-u.ac.jp
2024-09-14