レポート

  1. $a=0.3$のとき,実数解を以下で示す精度で求めよ.
  2. 縦軸に$x$,横軸に$a$を取り,解$x$をプロットせよ.プロット するプログラムを作成してもよいし,時間に余裕がない者は,手動で $a$を細かく変えながら解を追跡して$x-a$空間での座標値をファイルにし, グラフ描画プログラム(どうやってそれを入手するかについては,関与しない) で出力しなさい. これによって得られる図は,解の分岐図(bifurcation diagram)と呼ばれる.


    Table 1: 式(18)のパラメータ$a$に対する実数解の個数
    $a$の値 $a<-1$ $a=-1$ $-1 < a < 1$ $a=1$ $ 1<a<a^* $ $a^*$ $a > a^*$
    実数解の個数 0 1 2 3 4 2 0

  3. $a=1,a=-1$での重解は,上述のように解析的に解が求まるにも関わらず, どのように初期値を与えても,8回以内の反復回数では求めることができない. この原因は,このパラメータ付近でJacobi行列のランクが落ちる (行列式の値がゼロになる)ためである. そのため,条件(方程式)をもう一つ加えて解を求めなければならない. そのアルゴリズムを 考案せよ.このアルゴリズムが出来れば表1 の $a^*$が求まるはずである.

    ヒント:

Figure 1: 式(18)について,$f_1$および適当な$a$での$f_2$ をプロットした.
\includegraphics{circ.ps}



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