紹介するツールは、トップページおよび挨拶などのfrontmatters 以外は自動的に生成できる。
CD-ROM を開いたとき、ユーザがおそらくダブルクリックして開くであろう トップページは、各論文の位置、 各論文の内容へのスムーズなブラウジングが工夫されてなければならないだろう。
ここでのお薦めはこのページのみ Illustrator などを用いて作成することである。
大会長挨拶、会議の概要、施設の紹介、広告、スケジュールなどを収録するのは 会議録の最初の方である。これらの原稿はマニュアルで用意するしかあるまい。 TEXを用いるならばそのまま一つのセクションにする。
\section*
によってセクションとして扱い、ここにTPCが設計したセッション、
発表順にリストを生成する。各アイテムには著者およびタイトルを表示し、
それに論文へのリンクを生成して
PDF本体が閲覧できるようにする。ページ数などの情報も埋め込む。
これらの情報はデータベースから直接検索する。
TPCの出したプログラムにしたがい、各論文PDFを PDFlib によってアクセスしてゆく。ノンブルに会議名とロゴ、および ページ数を埋める。さらにはPDFにしおりを強制的に付属させ、その中にトップページへの リンクを貼りつけ、ブラウジングしやすく工夫する。
TEXの makeindex もしくは mendex による従来のページ数による索引と、 データベースの著者データと論文とを結びつけるための perl のハッシュによる著者索引との二本建てにする。さらにCCMを拡張しておき、 キーワードをデータベースに収録させておけば、キーワード索引も簡単に実装できる。